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新「お化けの住む村」 その8 お年寄りのお友達活躍 [新「お化けの住む村」]

カラン♪ カラン♪  
学校での勉強が終わる音とともに、
子供たちが飛び出してきます。

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腕白な男の子が、みんなに声をかけています。
 
「明日の日曜日は、ひみつの丘に集まれ!」
子供たちは, 「オーケー!」  「は~い。」と返事をしています。

妖精ちゃんも、「はーい」と返事しました。
すると  隣にいた智ちゃんが、
「明日だめだよ。 雨ふるよ? 私行かないよ。」
そういって先に帰りました。

みんな 「なんで???」
不思議そうな顔をしました。

こんなに晴れてるのに・・・?
男の子は 「大丈夫だよ!みんなおいでよ!!
ほら、小鳥さんたちもこんなに元気に飛んでるじゃん。」と
言いました。

「そうだ そうだ。 こんなに低く僕たちの近くを、
飛んでいる。集まろうぜ!」 
ほかの男の子も、声をそろえました。

ひとりの女の子は
「智ちゃんはきっとまた、お年寄りの家いくので
遊べないからヤキモチ焼いているんだよ、。」

「じゃあみんな明日お昼に集まろうねw
丘の上の1本松の木だよ!」

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次の日、お昼にみんな集まってきました。

「ほら晴れだろう?すこし風あるけどね。」
「うんうん^^」
みんなもうなずきました。

まずはこの木を囲んで。みんな下を向いてよ。
俺が最初鬼で、みんなのまわりをぐるぐるまわりながらハンカチ落とすから。
ひとまわりしてきがつかないと罰として歌をうたうんだよ。
ワイワイ キャアキャア 遊んでいます。

妖精ちゃんの鬼の番の時、
空がいつの間にか、真っ黒です。

いきなり ピカッゴロゴロドーン! 雷です!
ザぁー・・・。 すごい雨です。

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みんなはぬれちゃうので松の木から動けません。
智ちゃんは、お年寄りの家にいます。

おばぁさんが
「このカミナリさん、ずいぶん近くにきてるなぁ。
若いカミナリさんだから、どこかの木に落ちるかもしれない。」と
くわばらくわばらと震えています。

智ちゃんは、それを聞いて
ひみつの丘に走っていきました。

「みんな!その木から離れてえええぇぇ!!」
子供たちは、その声で木から離れました。

ドーン! バリバリッ!

カミナリが、その木に落ちてきました。
危ないところでした。

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子供たちは
「智ちゃん、なんで雨やカミナリの落ちるのがわかったの?」と、
聞いてきました。

智ちゃんは、お年寄りの方が小鳥が低くとぶ時は、
小鳥のごはんの虫さんが、雨をよけるために葉っぱのうらに非難するので
低く飛ぶことや、
原っぱで1つだけ高い木があると、カミナリさんが落ちやすいことを
お年寄りの方に、聞いたとを話しました。

「みんながわたしに声をかけてくれたからここにいること、
知っていたし、仲良しのみんなだから大事にしたいからおしえにきたのよ」と
笑っていました。
みんなはそれから、智かぁさんと、呼ぶそうです。

でもおばけちゃん今回は出番なかったね  まぁいいか


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コメント 2

K

教訓とは色々なところにあるものですね^^

カミナリと言えば道元の句

大切な人間の身に生まれている以上、むなしく光陰をすごしてはならない。だれが石火のごとき瞬間のはかない楽しみを追い求めていられようか。それだけではない。肉体は草におく露さながらにはかなく、命のめぐりは雷光のごとし、たちまちにむなしく、瞬時に消えていく。
by K (2013-10-06 20:33) 

小林鮎実

人間の一生は、儚いものだからこそ、熟練者の言葉には、重みがありますね。
by 小林鮎実 (2013-10-19 11:34) 

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