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新「お化けの住む村」 その5 [新「お化けの住む村」]

山向こうの村も近くなり、この小さな村も
人が遊びにくるようになりました。

海からも、外国からのお客さんが、くるようになりました。

村長さんの家には、アメリカからお客さんが来ています。
中国に、商売に行くので娘さんを日本で、勉強させてほしい。

預かってほしいそうです。
舟の上の生活ばかりだと、一人ぽっちだし、友達を作らせたいとか。
村長さんは、こころよく引き受けました。
舟は出発。 
後にのこった女の子、名前はフェアリー。

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次の日の朝。
学校の校庭に生徒が並んで立っています。
朝の朝礼です。

校長先生のお話が終わると、校長先生は2人の方を
壇上に呼びました。

一人は、青い目の女の子、フェアリー。
「みんななかよくね」

でも、子供たちは、はじめてみる青い目の子にびっくり!
フェアリーも、沢山の人の前。 びっくり! 言葉もでませんでした。
いつも一人だったので、無理もありません。

そして、もう一人は、ちょっと焼けた丸い顔の男の方です。
「おはようございます。夢野大地です。
船で怪我をして病院にいましたが、怪我が治ったので、
今日から、この学校で先生として、頑張ります。
みなさん、仲良くして下さい。」

覚えていますか?閻魔様の前で天国に行きたくないと
意地を張っていたあの方を・・・。
その方、夢野大地先生が、元気になって戻って来られたのです。
でも、地獄の1丁目で、閻魔様とお話しした事は何も覚えていません。

一方、外国から来たフェアリーちゃんは、
挨拶もできないで村長さんの家にとじこもりです。
何日も何日も、窓から見える少しだけの海を、見ています。
・・・かわいそうに。

それを屋根裏でみていたオバケちゃん。 
またまた頑張っちゃいました。
月のきれいで明るい夜中、でかけていきました。
何処へいくんだろう?

フェアリーが窓をたたく音で目を覚ましました。
窓を開けると朝日がちょっぴり顔をだしてて、
その光でなにやら光っています。きれいな貝がらです。

そこまで行くと、もうひとつ。 また、ひとつ・・・。またまたと、
いつの間にか海辺まで。 
海辺には、お魚を捕る漁師さんが。
子供たちもお手伝いしています。


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子供たちはフェアリーを見つけると 
「おおい。手伝ってよ!」声かけてきました。 
よいしょ。よいしょ。 たくさんのお魚が捕れました。

すると、
「ごめんよ。恥ずかしくて声、かけられなかったんだあ」
「ぼくも」 「わたしも」 子供たちが謝ってきました。

「おわびに良い所、秘密の場所に案内するよ。」
そう言って、海が遠くまで見える丘を教えてくれました。
フェアリーも、「ありがとう。わたしも恥ずかしがって」
もう大丈夫! みんなお友達ですね♪

夢野大地先生は、早速授業の準備でてんてこまいです。
社会と国語を教えるので、両方の教科書を見たり、
大学で集めた写真や、日記帳を子供たちに見せようと
資料作りで忙しそうです。


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あれれ? オバケちゃんは何してくれたんだろう?
また、屋根裏でおねむしてるよ?

みんなはできるかなあ? 
はじめてのときは、よろしくね!声かけようね!


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