鎌倉 子供 童話 教科書" />
SSブログ

年齢としわ [楽描き]

今居るところから 少し離れた所に、
遠くに足をはこぶから 遠足(修学旅行)と言う。

子供達が昔のお寺があり大きな大仏様がある  
鎌倉という町に出かけました 。

k1.JPG


「わぁ、おおきいなぁ。」
歓声あげています。
「これ昔の人どうやって作ったんだろう?」
大仏をみて 驚いています。

「このお寺の模様も細かくて綺麗だよ。」

「ねぇ、見て見て!  この木、5人で手をつないでも、
回りきれないすごく太い・・。 何年生きているのかなぁ?」

そこに先生がきて 
「ほらここをみてごらん」
先生の指さす方をみると 同じ太さなのですが
地面から50センチくらいのところで 切られています。

雷さんが落ちたので処分したそうです 。
「ほら、ここの波の様に渦巻いてる所で、木の年齢が大体わかるんだよ 。」

「先生それが このまえ教えてくれた 年輪ですか?」
「そうそう よく覚えてたね。この木は300年いきてたんだね 。」

k2.JPG


「へぇ じゃあ  水戸黄門さんしってるかなぁ?
ここに腰掛けてひとやすみしてたのかなぁ?
不思議だね 300年前の人と同じ場所にいるなんて。」

「そうだね。 時の流れを見て生きてきたんだろうね。
この木の下でひと休みする人に、日陰をつくり、
雨が降れば、雨宿りさせてあげたりして、ひたすらに立ち続けてきたんだね。」

うんうん  
子供達はうなずくのでした。 
すると、
「先生この年輪、うちのおばぁちゃんのしわに、似てるよ!
笑うとすごいしわだらけだけど、すごく かっこいい笑顔だよ。」

「そういえばうちのおじぃちゃんも、笑うとしわができるけど  
優しい顔なるなぁ。」

「ほう、良い所に気がつきましたね。
お年寄りのかたもこの木とおなじで、長い時を生きてきました。
そうして 、みんなと仲良く楽しくいきていくのに  
一番大切なことを 自然とおぼえたのです。

笑顔 これです。
しわができるほどに、笑い顔で生きてきたんですよ。
みなさんも  笑顔で、しわをつくりましょうね。」

「はい。」

「はーい。」  


k3.JPG
  


後書き

以前の童話もどきにも 書きましたが  
人に対して笑顔で向き合えば争いは起きないと
確信しております。

また お年寄りの生きた教科書を 学ぶ。
目上の方を尊敬することを伝えられたらいいなぁと
思い書いてみました。

私も 笑顔でしわいっぱいになりたいと、思います。




スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。